初めての青色申告、やり方を5ステップでまとめた|承認申請から申告まで

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。

青色申告を始める個人事業主のイメージ

個人事業主が青色申告を初めて行う流れは、①承認申請 → ②記帳 → ③決算書作成 → ④申告書作成 → ⑤提出(e-Tax)の5段階です。結論から言うと、今日やるべきことは「青色申告承認申請書の提出」の1つだけ。ここには期限があり(原則その年の3月15日、1月16日以降の開業なら開業日から2か月以内)、過ぎるとその年は白色申告のままになります。残りのステップは、クラウド会計ソフトを使えば大部分を自動化できます。

この記事では、5つのステップを「何を・いつまでに・どうやるか」の順で整理し、後半で「手作業・ソフト・税理士」3つの進め方も比較します。

なぜ青色申告にするのか——白色申告との実質的な違い

白色申告でも確定申告はできますが、青色申告に切り替えると次のような違いが出ます。

  • 青色申告特別控除:記帳・申告の方法に応じた3段階の控除(下表)
  • 赤字の繰越:損失を翌年以降最大3年間繰り越せる場合があります
  • 青色事業専従者給与:要件を満たせば家族への給与を経費にできます
控除額 記帳方法 申告の条件
65万円 複式簿記 貸借対照表・損益計算書を添付し期限内申告+e-Tax申告(または一定の要件を満たす電子帳簿保存)
55万円 複式簿記 貸借対照表・損益計算書を添付し期限内申告(紙提出)
10万円 簡易な記帳でも可 上記の要件に該当しない青色申告者

(国税庁タックスアンサーNo.2072に基づく概要。詳細な要件は国税庁サイトで確認してください)

控除の適用は個々の状況によるため「必ず節税になる」とは言い切れませんが、一般的に白色申告より有利になるケースが多い制度です。

先に知っておきたいデメリット・注意点

青色申告には良い面だけでなく、初年度につまずきやすい負担もあります。始める前に次の4点を把握しておいてください。

1. 複式簿記の記帳負担がある:55万円・65万円控除には複式簿記が必要です。領収書を溜めたまま3月を迎えると、1年分の記録を数日で作り直す羽目になります。 2. 期限管理がシビア:承認申請の期限を逃すとその年は白色のまま。さらに申告自体が期限後になると65万円・55万円控除は受けられず、10万円控除になります。「1日の遅れで控除額が55万円減る」ことが実際に起こり得る制度です。 3. 貸借対照表の作成が必要:55万円・65万円控除では損益計算書に加えて貸借対照表を添付します。事業用と私用のお金が同じ口座に混ざっていると、この照合が一気に重くなります。 4. やめるときも届出が必要:「青色申告の取りやめ届出書」の提出が必要で、始めたら基本的に継続する前提の制度です。

青色申告(65万円控除)がまだ早い人

  • 副業の所得が「事業所得」と認められるか微妙な人:雑所得には青色申告は使えません。不明な場合は先に税務署へ相談してください。
  • 記帳に一切時間をかけたくない・ソフト代もかけたくない人:簡易な記帳+10万円控除から始める選択肢があります。
  • 税理士へ丸投げする予定の人:この記事は自分でやる人向けです。依頼予定なら申請書の提出も含めて税理士に確認するのが早道です。

逆に、事業として継続する予定があり月1回でも記帳の時間を取れる人なら、初年度から65万円控除を狙う価値は十分あります。

ステップ1:青色申告承認申請書を提出する(開業初年は2か月以内)

青色申告に移行するには、「所得税の青色申告承認申請書」を所轄の税務署に提出します。

  • 期限:青色申告をしたい年の3月15日まで
  • その年の1月16日以降に開業した場合:開業日から2か月以内

提出方法は税務署の窓口・郵送・e-Taxの3通りです(国税庁の案内で2026年8月時点確認。e-TaxはWeb版・パソコン版どちらからでも提出できます)。様式は国税庁のウェブサイトからダウンロードでき、開業届と同時に提出することもできます。

記入内容は事業所名・簿記方式などを埋めるだけの1枚もので、迷わなければ15分程度です。期限を過ぎるとその年は白色申告になるため、気づいた日に出してしまうことをおすすめします。

ステップ2:日々の取引を記帳する(1年間)

青色申告では、1年間の取引を帳簿に記録します。複式簿記で記帳すれば65万円・55万円控除の対象、簡易な記帳(単式簿記)なら10万円控除です。

複式簿記とは何か

1つの取引を「借方・貸方」の両面から記録する方式です。手書きやExcelでゼロからやろうとすると簿記の知識が必要ですが、クラウド会計ソフトを使えば、取引を入力するだけで複式簿記の帳簿が自動的に作成されます。

記録する主な取引

種類 内容
売上 請求書を発行した日・入金があった日・金額・取引先
経費 仕入・消耗品・交通費・通信費など事業に使った支出
預金・現金 事業用口座の入出金・残高の一致確認

事業用の銀行口座とクレジットカードを私用と分けておくと、記帳も貸借対照表の照合も大幅に楽になります。ソフトを使う場合、日々の作業は「口座を連携して、提案された勘定科目を確認する」がほぼすべてです。

ステップ3:決算書(青色申告決算書)を作る

申告に必要な書類は「青色申告決算書」です。損益計算書と貸借対照表が含まれており、65万円・55万円控除にはこの両方が必要です。

クラウド会計ソフトを使っていれば、1年間の記帳データから青色申告決算書が自動的に生成されます。手作業の場合は、集計した数字を国税庁の様式に転記していきます。

ステップ4:確定申告書を作成する

決算書の数字を元に、確定申告書(第一表・第二表)を作成します。クラウド会計ソフトや確定申告ソフトを使うと、決算書のデータを引き継いで申告書を作成できます。e-Taxと連携しているソフトなら、そのまま送信まで完結します。

ステップ5:期限内に提出する(e-Taxまたは窓口)

確定申告の提出は原則2月16日〜3月15日です(期限が土日祝の場合は翌営業日)。

提出方法 控除額(複式簿記・要件を満たす場合)
e-Tax(電子申告) 最大65万円
紙提出(税務署・郵送) 最大55万円

e-Taxを使うには「マイナンバーカード+読み取り対応スマホ」またはID・パスワード方式が必要です。マイナンバーカードがない場合は、税務署でID・パスワードを発行してもらえます。

期限後申告は65万円・55万円控除の対象外です。間に合わないと分かった場合でも、期限内に申告できる範囲(10万円控除)での期限内申告を優先してください。

初年度の動きをカレンダーにすると

時期 やること
開業直後 開業届+青色申告承認申請書を提出(開業から2か月以内)
1〜12月 日々の記帳(口座連携すれば月1回の確認でも回る)
翌年1〜2月上旬 決算整理・青色申告決算書の作成
翌年2月16日〜3月15日 確定申告書を作成してe-Taxで送信

進め方は3つ——手作業・クラウドソフト・税理士の比較

ステップ2〜5をどうやってこなすかで、初年度の負担は大きく変わります。

進め方 費用の目安 手間 向いている人
手書き・Excel 無料 簿記の知識が必要。決算書への転記・e-Tax入力もすべて手動 簿記経験があり、取引数が少ない人
クラウド会計ソフト 有料(プランは公式サイトで確認) 口座連携で取引を自動取込。決算書・申告書も自動作成 簿記知識ゼロで、費用を抑えて自分で完結させたい人
税理士に依頼 報酬が必要(事務所により異なる) 丸投げできるが、資料の受け渡しは必要 取引が複雑・時間をお金で買いたい人

初めての青色申告で「簿記は分からないが費用は抑えたい」なら、実務上はクラウド会計ソフトが中間の選択肢になります。

🔗 やよいの青色申告オンライン 公式サイトでプランと無料お試しを確認する(アフィリエイトリンク・公式サイトへ移動します)

初めての青色申告を楽にするクラウド会計ソフト

クラウド会計ソフトを使うと次のことが自動化されます。

  • 銀行口座・クレジットカードとの連携で取引を自動取込
  • 仕訳(勘定科目の分類)をソフトが提案
  • 青色申告決算書・確定申告書の自動作成
  • e-Tax送信に対応(65万円控除の要件を満たしやすい)

やよいの青色申告オンラインは、老舗の会計ソフトメーカー「弥生」が提供するクラウドサービスです。簿記知識がない初心者でも迷いにくい画面設計で、電話・メール・チャットのサポートに対応しています(サポート範囲はプランにより異なります)。初めての青色申告に選ばれやすいソフトです。

導入前に知っておきたい注意点

  • 口座・カード連携の初期設定には多少の手間がかかります(最初の1〜2時間はここに使うつもりで)
  • 無料お試し・キャンペーンの条件は時期により変わるため、申込み前に公式サイトで最新の内容を確認してください
  • プランによってサポート範囲・使える機能が異なるため、契約前に「自分の使い方に必要なプランはどれか」を確認してください

始め方は4ステップ:①公式サイトでプランを選ぶ → ②アカウント登録 → ③銀行口座・カードを連携 → ④取引の取込を確認して記帳開始。ここまで済ませれば、ステップ2の日常運用に乗ります。

🔗 やよいの青色申告オンライン 公式サイトでプランと無料お試しを確認する(アフィリエイトリンク・公式サイトへ移動します)

よくある質問

Q. 白色申告から青色申告に切り替えるとき、過去の帳簿はどうすればいい? A. 切り替え年の1月1日から複式簿記での記帳を始めれば問題ありません。それ以前の記録を遡って作り直す必要はありません。

Q. 記帳を途中でサボったまま3月になってしまったら? A. 焦らず、手元の領収書・通帳・カード明細から記録を作り直します。クラウドソフトであれば銀行の入出金履歴を一括取込できるため、完全な手作業よりは作業量を減らせます。間に合わなそうな場合の扱いは税務署に相談してください。

Q. 確定申告の内容を後から修正できますか? A. 可能です。申告後に誤りに気づいた場合は、「修正申告」(税額が増える場合)または「更正の請求」(税額が減る場合)の手続きがあります。

Q. 開業届をまだ出していない場合は? A. 開業届を先に提出してから青色申告承認申請書を提出します。両方同時に提出することもできます。

Q. 青色申告をやめて白色に戻すことはできますか? A. できます。「青色申告の取りやめ届出書」を税務署に提出します。ただし控除等の扱いが変わるため、やめる前に税務署・税理士に確認することをおすすめします。

申告を仕組み化できたら、集客の発信も仕組み化する

記帳をソフトで自動化すると、事務作業に取られる時間は減ります。一方で、店舗を経営する個人事業主の場合、Google投稿・口コミ返信・SNS投稿といった集客のための発信作業が、記帳と同じように「毎日少しずつ積み重なる作業」として残ります。

当サイトでは、ChatGPTを使って7日分のGoogle投稿・口コミ返信・SNS投稿を30分でまとめて作る手順を解説した「店舗集客立て直しキット」(¥1,980・買い切り)をBrainで販売しています。発信ネタをその都度考える時間を短くする助けになる内容です。店舗の発信作業が負担になっている方は、あわせてご覧ください。

🔗 ChatGPTで7日分のGoogle投稿・口コミ返信・SNS投稿を30分で作る 店舗集客立て直しキット(当サイト運営者の販売ページへ移動します)

まとめ:承認申請→記帳→e-Taxの3点を押さえれば初めてでも完走できる

青色申告は「難しそう」に見えて、やることは決まっています。

1. 期限内に承認申請書を税務署へ提出(窓口・郵送・e-Tax) 2. 1年間、売上・経費・口座の動きを帳簿に記録 3. 決算書・申告書を作成してe-Taxで期限内に送信

このうち②と③は、クラウド会計ソフトを使えば大部分が自動化されます。今日やることを1つに絞るなら、まだ申請書を出していない人は承認申請書の提出、提出済みの人はソフトの口座連携です。記帳は溜めるほど後が大変になるので、ここを「今年の一番早いタスク」にしてしまうのがおすすめです。

制度の詳細・個別の判断は、国税庁の公式サイト・税務署・税理士にご確認ください。

🔗 やよいの青色申告オンライン 公式サイトはこちら(アフィリエイトリンク・公式サイトへ移動します)


※本記事は国税庁の公開情報(所得税の青色申告承認申請手続・タックスアンサーNo.2072、2026年8月時点)をもとに一般的な制度の流れを整理したものです。税制は改正されることがあります。個別のケースについては税務署または税理士にご確認ください。 ※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。


📱 このブログの更新情報や、店舗運営に役立つヒントは Instagram・Threads でも発信しています。 Instagram: @ai_store_lab Threads: @ai_store_lab

コメントを残す

店主のAI時短メモをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む